自律神経失調症
◯そもそも自律神経って?
Q1,自律神経ってなんですか?
外部からのさまざまな刺激が私達の体を不調にしてしまうの
を、無意識下で自動的に調整しようとする神経のことです。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、体全体の平衡を保と
うとそれぞれが働いています。
Q2,自律神経失調症とはどういう状態のことですか?
交感神経や副交感神経が異常に働きすぎたり、弱くなったり
した状態です。
Q3,どんなときに自律神経失調症になりやすいのですか?
さまざまなストレスを体が受け、自律神経の働きが弱り、治
癒力を超えたときです。
(例)
・季節の変わり目などの自然環境の変化に体が順応できない。
・職場や人間関係などによる過度の感情(怒り、恐怖、憎悪、
悲嘆等)を体の内側で処理できない。今ならステイホームに
よるストレスなど。
Q4,交感神経と副交感神経はどんな働きをしていますか?
◯交感神経は、興奮と運動
血圧の上昇、血流増加、血糖値の上昇、仕事や活動的な行動で
エネルギーを消費する方向に働きます。同時にこれはストレス
状態に対応するときにも働きます。
例えば、朝起きてから仕事を終えるまで、「よし、頑張ろう」
という状態のときに優位に働きます。
◯副交感神経は、安静と回復
消化吸収が高まり、循環器系は抑制され、エネルギーが蓄積さ
れます。
安静状態でエネルギーを蓄えます。
例えば、帰宅後のくつろぎ、入浴、快適な睡眠のときに優位に
働きます。
◎自律神経は次のような臓器や器官に働きます。
瞳孔、涙腺、唾液腺、心臓、血管、消化器、膀胱、汗腺、
例えば、涙腺・・ドライアイ、涙目
唾液腺・・ドライマウス
心臓・・動悸
消化器・・胃もたれ、逆流性食道炎
汗腺・・ホットフラッシュ
これら以外にも、めまい、頭痛、睡眠の質の低下、不安感などの
症状をうむことも多く見られます。